3436 だれも知らない人・金正雲 宮崎正弘

金正日・王朝の後継者に三男の金正雲がなぜ有力視されだした?誰も知らない横顔、かなりの国際通とロシアの北朝鮮専門家が分析。
ふっと三男の名前が挙がって、これまで有力視された次男の金正哲が消えた。
次男の正哲と三男の正雲は金高姫(コ・ヨンヒ)との間の子、金高姫は、在日朝鮮人で60年代に北に帰国し、「よろこび組」に所属し金正日に見いだされた。04年に癌で死亡した。
長男の正男は2001年ディズニーランド見学時に成田空港で見破られ、小泉政権が中国へ護衛付きで送還した。田中真紀子外相は「ミサイルが飛んできたらどうする?早く送還しなさいっー」と悲鳴をあげたそうな。
正男の母親は成恵琳(ソン・ヘイム)。英語、フランス語、ロシア語、中国語、日本語を喋るという才女説がある。
正男は01年の成田事件いらい、父親から疎まれ、後継レースから離れた。
次男の金正哲が後継有力とされた時代があったが、結局は「極度の臆病者」という風評があり、性格的に指導者向きらしくないという。
世界的に有名な北朝鮮専門家、レオニード・ペトロフはいまキャンベラの大学で教鞭を執っている。
「三男が後継となる可能性が高いが、儒教社会においては末っ子が一番元気。しかも父親を尊敬し、兄たちに従順な金正雲だから次期後継の可能性は高い。となればこれからの内外政策は多分に金正日の政策を引き継ぐ。
ただし金正雲は軍内に基盤が弱く、まずは国防委員会の役職を担うことになるだろう。同時にスイス留学の経験から国際感覚もあり、北朝鮮の孤立化を続けるというのはどうだろうと考えるように成るはずである」とロシア人の北朝鮮専門家は言う(アルジャジーラ、6月2日付けインタビューに答えた)。
とはいえ、三男を西側で見た人がいない。写真はと言えば、金正雲が11歳のときの子供の写真が最後、以後十五年間、金正雲の成人した写真は公開されていない。
だれも知らない人である。
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