円高演出? 利食い? 将来の日本への恫喝手段の練習?ことしの一月から七月まで、中国は日本国債を買い増し続け、新たに、二兆三千億円分の購入をしたことから、日本経済新聞などが大きく報道した。保守系メディアは「脅威論」を書いた。
八月に、売りに転じ、二兆円分を売り抜け、九月には七千億円を売却。過去のストックも入れても手持ちはほぼゼロとなった。
ということは円高をねらっての購入であり、円高になった途端に売り抜けた。これはヘッジファンド系の手口である。
ウォールストリートジャーナル(11月10日)が下記のニュースを流している。
中国の日本国債購入はロンドンの債権市場の口座を通じて行われ、売却もロンドンだった。ここにはヘッジファンド系が集中している。通常、中国の国家ファンドが投資する場合は香港を通じて行われるので、ロンドンの口座を利用したことは例外的。
要するに国家の意思として行われたか、プライベートなファンドの投資行為であったか、判定は五分五分ということになるだろう。結果的に円高になって利食いしたのだから、プロの手口である。
杜父魚文庫
6642 中国はなぜ日本国債を二兆三千億円買って、すぐに売ったのか 宮崎正弘
宮崎正弘
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