9305 野田首相が”政治の師”と極秘会談   古沢襄

この時期に野田首相が”政治の師”と仰ぐ細川護煕元首相と会談した内容は何だろうか。横浜国立大の宮脇昭名誉教授が同席したので、東日本大震災で発生したがれきの処理について意見を交わしたことになっている。私は疑い深いたちだから、それをまともに受け取るつもりはない。
しかし三人ともがれきの処理の話だと言い張るだろう。
昨年八月に細川・野田・小沢極秘会談があった時にも話の内容は洩れていない。小沢、野田氏双方から「同じ党にいるのに、話もしたことがない」との話を聞いた細川氏が、「顔合わせぐらいはした方がいい」と仲介して野田・小沢極秘会談となった。細川氏はそれ以上のことは語らない。
だが「百数十人いる小沢氏のグループを抜きにして、民主党は動かない」と細川氏は微妙な言い回しをしていた。菅首相・岡田幹事長・枝野官房長官のトリオで”小沢切り”に狂奔した後だから、ここは軌道修正して全党的な態勢をとる必要があると細川氏は見ていた。
野田内閣の誕生で小沢グループからも閣僚を起用し、幹事長に輿石氏を据えた野田人事は、”政治の師”の教えに沿ったものになった。脱”菅内閣”を目指したことは疑いない。
それが、ここにきてまた”小沢切り”の噂が大連立話を機に再燃している。片肺飛行だった菅内閣時代に逆戻りするのは、”政治の師”の望むところではない筈だ。細川氏が野田首相と再び極秘会談をしたのは偶然だろうか。
<野田佳彦首相は20日午後、都内のホテルで細川護煕元首相と会談し、東日本大震災で発生したがれきの処理について意見を交わした。横浜国立大の宮脇昭名誉教授が同席し、宮脇氏が提唱している東北の海岸線の防波堤にがれきを活用する構想に関し、首相は「前向きに進めたい」と応じた。
首相は1993年の衆院選で細川氏が率いる日本新党から初当選し、細川氏を「政治の師」と仰いでいる。会談後、細川氏は記者団に、消費増税や大連立に関する話題はなかったと説明。「(首相は)元気そうだった」と語った。(時事)>
<野田佳彦首相は20日午後、都内のホテルで細川護煕元首相と会談した。細川氏から震災がれきを利用した防潮堤の建設など復興プロジェクトへの協力を求められると、首相は「前向きに検討したい」と述べた。
首相の「指南役」でもある細川氏は昨年8月、民主党代表選前に自らの立ち会いの下で首相と小沢一郎元代表の極秘会談を実現させたことがある。だが、細川氏によると、この日は消費税増税関連法案をめぐる首相と小沢氏の再会談や、民主党と自民党の大連立の話題は出なかったという。
細川氏が「いろいろごくろうさま」と声をかけると、野田首相は「がんばります」と答えた。(産経)>
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