9353 重慶ミステリーは、まだ続く  宮崎正弘

薄き来ファミリー、側近等も次々と取り調べのため拘束。薄夫人の谷開来はシンガポールの、息子は英国パスポートを保有していた。
重慶ミステリー、その後。これらの奇譚は中国では常識だが・・・。BBCは昨年11月に重慶のホテルで変死した英国人ネイル・ヘイウッドに関する続報をつたえた。年齢は41歳で、十歳未満の子供がふたり、別名をニックとも呼び、中国名は「尼爾海伍徳」(ネイル・ハイウッデ)。
 
ネイルは薄の息子の薄爪爪の英国における保証人だったうえ、昨夏は薄、息子、ネイルの三人がビールを飲んでいたところが目撃されていた。ネイルの友人等の「絶対禁酒者」ではなく、少量のアルコールは嗜んだ。
またネイルと薄夫人の谷開来はビジネスの難題で揉めていたとする証言があり、谷開来は、「当日河南省にいてネイル氏とは会っていない」と答えた由。彼女は1997年からシンガポールのパスポートも保有しており、すでに拘束されている。
谷はかつての谷開菜と名乗っていた。1960年生まれ、元共産党総政治部副主任で新彊ウィグル自治区第二書記だった谷景生の五女。
北京大学を卒業、北京と大連に弁護士オフィスを構えた辣腕家、薄と知り合っても米国留学の望みがあり結婚を躊躇った時期があるという(多維新聞網、3月15日)。
また在米華字紙などによれば重慶市の区副区長クラス、区公安局長等が逮捕拘束されている。
呉文康・重慶市党委員会副秘書長、王鵬飛・区副長兼公安局長、夏澤良・区党委書記らで「薄前書記の側近」と報じられたが、どうやらこの警察人脈は王立軍の鉄玲時代からの部下で警察畑を歩いてきた人ばかり。つまり「薄側近」というより「王立軍・軍団」の人脈が一斉に重慶トップから追放されている模様だ。これらは報復人事でもある。
杜父魚文庫

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