過去、二度の打ち上げを失敗している韓国の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」が10月26日から31日の間に打ち上げられると、聯合ニュースと中央日報が報じた。
三度目の打ち上げが成功するするか、二つの報道をみるかぎり確証がない。羅老(ナロ)は、ロシアのクルニチェフ国家研究生産宇宙センターと韓国の韓国航空宇宙研究院 (KARI) が共同開発した人工衛星。
韓国の人工衛星計画は金大中大統領が100億ウォンの予算をつけて発足、2005年までに「長距離宇宙ロケット」を作るようKARIに命じた。
しかし韓国には独自開発する能力がないから、先進国と共同開発することになり、米国、フランス、日本など各国に打診したが、いずれも高額な金額を提示し、制御装置の技術移転を持ちかけられた日本も、韓国への技術供与に消極的。
その結果、米仏などに比較して三分の一程度の価格を示したロシアを技術協力の相手方に選んだ。そしてロシアのクルニチェフ社とロケットシステム協力契約を結んでいる。
契約では、羅老の1段目の完成品を2回分ロシアが製造し韓国側に引き渡し、打ち上げが失敗した場合は、追加打ち上げの決定は「韓ロ共同失敗調査委員会」でなされ、妥当と判断された場合のみ、ロシアがさらに1回分無償で1段目の完成品を韓国側に引き渡すことになっている
この契約により、羅老の1段目の運用と、それに伴う関連装備などは全てロシアから持ち込まれている。また、常駐しているロシア人技術者160人のうち2割が保安要員として1段目周辺を警備し、韓国人技術者を近づけないようにしており、1段目の写真撮影や中を覗こうとする韓国人技術者とたびたび摩擦をおこしている。
韓国初の宇宙ロケット、羅老1号機の打ち上げについては何度か延期された末に2009年7月を予定していた。しかしその後ロシア側の都合により8月以降となり、8月11日の発射予定も延期、8月19日には残り7分56秒までカウントダウンされたが、トラブルにより中止された。最終的に打ち上げ延期は合計で7回にも及んだ。
こうした経緯を経つつも、8月25日韓国時間17時00分、1号機は南方の東シナ海に打ち上げられた。沖縄近海の上空を通過し、高度300km以上まで上昇したが、搭載した衛星(STSAT-2A)の楕円軌道への投入ができず、打ち上げは失敗した。
1号機の失敗を受けて、共同開発したロシアと調査委員会を設け原因究明の上、2010年6月9日に再打ち上げが予定された。
2010年6月5日には、羅老宇宙センターに勤めているロシア人技術者が、釜山市内で2号機の発射準備によるストレスのため、自殺を図っていたことが7日に発覚している。凶器で自分の腹を3回刺し、血を流して座り込んでいるのを巡回中だった警官が見つけ、病院に運ばれたが命に別条はなかった。
羅老2号機は前回の姉妹機である科学技術衛星2号(STSAT-2B)を搭載することとなった。当初の打ち上げ日時は2010年6月9日8時00分の予定であったが、6月7日に行われた起立作業で電気信号の追加点検により、起立完了が5時間遅れの6月7日21時頃となったため、打ち上げ日時が2日後の6月9日17時00分に設定し直された。さらに、6月9日13時52分頃に消防設備が誤作動をおこし3ヶ所のノズルから消火剤が噴出したため、14時2分に発射運用が中止となり、打ち上げは再び延期された。
最終的に、他国の衛星などと干渉しない 6月10日17時01分にロケットの打ち上げが行われた。
当初、打ち上げは順調推移していたが、しばらくして通信が途絶。後の調査で発射137秒後の高度70km付近で爆発を起こし墜落していたことが判明した。
この失敗についても韓ロ間では責任の所在を調査しているが双方の見解は一致していない。韓国政府は2段目に搭載されたカメラ映像から、ロシア担当である1段目の燃焼区間が爆発したものと分析している。一方で、ロシア側専門家は韓国製の2段目が、予定時間前に点火したことが爆発の原因とし、責任は韓国側にあるとしている。(以上 ウイキペデイアによる)
したがって3号機の打ち上げが決まったといっても、成功するかは未知数である。
<人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」が10月26日から31日の間に打ち上げられる。2度目の打ち上げ失敗を踏んで、3度目の挑戦となる。
教育科学技術部は11日、「羅老」打ち上げ準備状況と技術検討などを経て、この期間に打ち上げるのが最もよいという結論を出した、と明らかにした。
教科部は国際民間航空機関(ICAO)、国際海事機関(IMO)などの関連国際機構に通知する文書に、打ち上げ予定日を10月26日、打ち上げ予備日を10月27-31日と記入する予定だ。
教科部のノ・ギョンウォン戦略技術開発官は「慣例上、打ち上げ可能期間の初日を打ち上げ予定日とする」とし「最終打ち上げ日時は今後、気象状況などを考慮して決定される」と説明した。
打ち上げ可能時間は該当期間の毎日午後3時30分-午後7時と予想される。ノ開発官は「今後の気象条件などによっては予定期間内に打ち上げが行われない場合もある」と述べた。
今回決定した関連情報と発射体から分離した衛星フェアリング、1段目ロケットの予想落下時間、落下区域情報などは、航空機と船舶の安全運航のために関連国際機関と関連国に通知される。
現在、全羅南道高興(コフン)羅老宇宙センターではロケット組み立て作業が行われている。教科部は4度目の打ち上げはないと確認した。当初ロシアと3度目の打ち上げまで契約したからだ。 (中央日報)>
<【ソウル聯合ニュース】韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)の3回目の打ち上げが、早ければ来月26日にも行われる。
韓国教育科学技術部は11日に「羅老」の打ち上げに関する管理委員会を開き、10月26日から31日の間に3回目の打ち上げを実施することを決定した。
打ち上げ予定日を来月26日、予備日を同27~31日として関連の国際機関に通知する予定だ。ただ教育科学技術部は、気象状況などによっては同期間に打ち上げられない可能性もあるとしている。
打ち上げ時間帯は午後3時半から7時の間とし、発射当日の気象状況、宇宙環境(太陽活動や太陽放射線など)、宇宙物体(人工衛星や宇宙ステーション)との衝突の可能性などを分析し、打ち上げ時刻を確定させる。
「羅老」は現在、共同開発国のロシアから搬入された1段目ロケットの性能点検、2段目(上段)の組み立て・性能点検を行っており、この作業が終われば全体の組み立てに入る。
全羅南道・高興の羅老宇宙センターにある発射台は、すでに先月末に管制設備、推進剤供給設備、地上機械設備などに対する点検を問題なく終えた。
「羅老」は2009年8月と2010年6月にそれぞれ打ち上げられたが、2回とも軌道に入れず失敗している。韓国とロシアは失敗を補完して3度目に挑む。(聯合)>
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10482 韓国衛星ロケット「羅老」が、10月末に打ち上げ 古沢襄
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