あまりにも稚拙、幼稚な反発ぶりを、日本はどう活かすか。10月9日から東京で開催予定のIMF・世銀年次総会の関連会合に中国の交通銀行、農業銀行、建設銀行が欠席する。
これは中国政府の嫌がらせの延長、日本政府の尖閣諸島国有化への反発である。幼稚である。もうひとつの大手、中国工商銀行も本店からの出席はないとしている。
10月29日から大阪市で開かれる金融関連の会議にも中国工商銀や農業銀など大手数行が出席辞退を決めている。
これは日本にとって僥倖ではないのか。
すなわち中国が懇請してきた人民元直接取引の凍結、中止が可能となる展望が開けたうえ、東京が人民元のオフショア市場になることを防ぐ理由と出来る。
また中国企業の日本企業買収や、中国ファンド筋の株式取得も困難を伴うことになり、損をするのは中国側である。
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読者の声 どくしゃのこえ READER‘S OPINIONS 読者之声
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(読者の声)貴誌前号の「読者の声3の(GH性、山形)」様の「・・たいがい報復するのが国家です。それをしないのは・・」とありますが、相手からの侮辱発言にジョークによるお返しもできない国会議員や財界人には、悲しいかな、報復など期待できません。
小生、「歴史を鑑に真摯に云々」と口にするシナの要人の前に、畏まって拝聴するだけの議員や財界人に以前から腹がたってたまりませんでした。
言うのは向こうの勝手だが、少なくともあとの酒を飲みながらの席上では、冗談めかして「歴史を鑑とするのはお互い様だ。シナも歴史を鑑として自分の姿を映してみたらどうか」ぐらいのことは言って欲しかったが、ついぞ、言ってやったという議員や財界人はいなかったようです。
この言葉に畏まってばかりいる連中を見て、相手は「これは使える」とセセラ笑ったことでしょう。この調子では、第二の「通州」事件が起こっても報復できるのか心配です。(GV2)
(宮崎正弘のコメント)発売中の月刊誌『WILL』、11月号の巻頭対談で石原慎太郎が「日本には一時的に軍事政権が必要」と発言しています。
正確に引用しますが「日本は軍事政権でもできないとダメからも知れない。三島由紀夫さんが自衛隊に呼びかけたけれど、自衛隊員も公務員だから、三島さんが武士として「呼応してくれ」と言っても無理だった。しかし、政府が自衛隊を使って(尖閣防衛を)しっかりやらなければ、この国は沈むよ」。
その次のページから拙論ですが、今月のWILLは売り切れ、増刷の由です。
(読者の声)貴著新刊の『中国権力闘争』を拝読しました。いや、拝読中です。というのも、面白いデータや秘話が夥しく詰まっていて、うっかり読み飛ばせないんですね。
そして通勤帰りに『夕刊フジ』を買って電車で拡げたら宮崎さんの「習近平のチャイナ」の連載が始まっていました。これも秘話だらけ、とくに2日つけの「ファーストレディはあげまん」という秘話は日本の新聞では知らないことでした。この逸話をあつめた本は出ますか?(JI生、川崎)
(宮崎正弘のコメント)お手元の拙著にも、その逸話は書き込んである筈です。さて習近平新政権に絞った拙著は、おそらく来年でしょう。なぜなら新執行部のメンバーがわかるのは11月中旬ですから。
年内は『中国を動かす百人』と『中国の国盗り物語』の2冊を12月に上梓予定です。
杜父魚文庫
10627 (速報)IMF世銀、東京年次総会関連会議に中国の大手銀行が欠席 宮崎正弘
宮崎正弘
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