14765 小野寺防衛相「中国航空機の接近ない」   古澤襄

■中国軍緊急発進を否定
小野寺五典防衛相は30日朝、中国軍が自国の防空識別圏で自衛隊機などに緊急発進(スクランブル)したと発表したことについて、「中国側が発表したような、航空機が接近するとか特異的な状況はない」と否定した。
その上で「今回のことで対応を変えることはない」と述べ、沖縄県・尖閣諸島上空での自衛隊機による警戒監視活動を継続する考えを示した。東京都内で記者団に語った。
 
防衛相は、中国軍が自衛隊機延べ10機を確認したと主張していることに「警戒監視をお互いにしているから、どこにどのくらいの航空機が飛んでいるかを把握するのは通常のことだ」と指摘。「私どもも中国がどのような航空機を飛ばしているかは常時把握をしている」として、中国軍の監視能力が際立っているわけではないと強調した。
また、防衛相は「中国は国連安保理の常任理事国であり、経済大国でもある。国際社会の一般常識に従ってしっかり対応してもらいたい」と語り、中国に冷静な対応を促した。(時事)>
■防衛省 防空識別圏で中国機に動き見られず
中国が、みずからが設定した防空識別圏に入った自衛隊機に戦闘機をスクランブル=緊急発進させたと発表したことについて、防衛省は、これまでのところ、中国の戦闘機が接近してくるような動きは見られないとしていて、今後も、中国側の動きを注視していくことにしています。
中国が、今月23日、東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したのに対し、防衛省は、海上自衛隊のP3C哨戒機を、この空域で連日、飛行させるなど、警戒・監視活動を続けています。
こうしたなか、中国は、みずからが設定した防空識別圏に29日午前、自衛隊のF15戦闘機など合わせて10機とアメリカ軍機2機が事前の通告なしに入ったとして、軍の戦闘機がスクランブル=緊急発進をしたと29日夜、発表しました。
ただ、防衛省によりますと、これまでのところ、この空域を飛行する自衛隊機に中国の戦闘機が接近してくるような特異な動きは見られないとしています。
防衛省は、この空域での警戒・監視活動を続け、中国の監視能力などを分析するとともに、今後も中国側の動きを注視していくことにしています。(NHK)>
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