■豪華な別荘が発覚、まるでミニ故宮。贅を尽くした中庭と調度品
汚職摘発で事実上失脚した谷俊山中将。査問されてから一年が経過して、その後のニュースが消えている。
谷俊山は当時、総装備部副部長。つまり軍の装備関係という、利権のトップを担い、巨額の賄賂、不正行為がばれて失脚とされた。
本当は谷俊山が軍の「国軍化」を唱えたため、党から睨まれたから、或いは団派に近い谷中将は江沢民派の徐才厚と対立し、失脚に追い込まれたのだという分析もあるが、いまは措く。
1月14日、中国メディアの「財新網」は、突如、「この豪邸、ミニ故宮のような別荘を谷俊山が不正蓄財で得たカネで建てていた」と所在地不明の大邸宅の映像を流した。このほかにも谷は七軒の豪華別荘を保有しているという情報も付帯した。
谷は河南省僕陽生まれ、総装備部住宅管轄室主任を皮切りに、土地管理局長、建設管理部副部長などを経て、09年に総後勤部副部長となった。
公開された写真は、典型の四合院で前庭、中庭があり、幾つかの客間はそれぞれが80平米、賓客楼は長さが70メートル、食事ホールに豪華な調度品が設えられており、三階建て。各楼とは回廊で連結され、庭には各地から集められた奇岩、珍石に古樹。車庫から各偕へはエレベータもあるという超豪華、まるで皇帝の別荘である。
こうした情報操作は毎度のことで、当該邸宅の住所が特定されず、いかに賄賂で肥ったかと印象づける企図がありありとしている。行方不明から一年経って、でてきた情報の奇怪さが、むしろ問題だろう。
杜父魚文庫
15227 失脚から一年余、あの谷俊山将軍はどうしてますか? 宮崎正弘
宮崎正弘
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