17889 初代の帰還から4年    古澤襄

■寄付金で機体にカメラ「恵まれたミッション」 国民の支援が後押し
生命の起源を探る小惑星探査機「はやぶさ2」が3日、6年間の長旅に出発した。「多くの人に見届けてもらい幸せ」「気を引き締めていく」。種子島宇宙センター(鹿児島県)で会見した宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの関係者は打ち上げ成功の喜びと帰還への決意をにじませた。
多くのトラブルを乗り越えた初代はやぶさの帰還から4年。はやぶさ2を統括するJAXAの国中均プロジェクトマネージャは、6年間の運用が始まることについて「緊張している」と何度も繰り返した。
その一方で、全国各地で宇宙ファンが打ち上げの様子を見守ったことに対し、「はやぶさ2は恵まれたミッション。多くの方に門出を見届けていただけたことは大変幸せ。応援に応えられるよう、頑張っていきたい」と強調した。
JAXAの奥村直樹理事長は「長い時間の長い距離の航海が始まって安堵(あんど)している。初代の教訓を生かして技術を確かなものにした。こうした努力が必ず実を結ぶと信じている」と語った。
その上で「寄付金をいただいて機体にカメラを搭載するなど、大変多くの国民の支援で計画がまさに始まった。はやぶさ2は本日、門出したばかり。気を引き締めて運用していきたい」と意気込みを語った。
三菱重工業の二村幸基・打上げ執行責任者は「はやぶさ2は皆さんの思いの詰まった探査機。ほかの衛星と同様ではあるが、期待に沿える形で宇宙に投入するのは緊張する仕事だった」と振り返った。
藤井基之文部科学副大臣は「東京五輪が開催される平成32年に帰還する国民の夢を載せた探査機。今後も順調に運用され、世界初の成果をもたらしてほしい」と期待を寄せた。(産経)
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