18096 皇居で新年祝賀の儀    古澤襄

■佳子さま成人後初公務
国民統合の象徴として、日本は世界に誇る2000年の不変の歴史を持つ天皇を戴いている。藤田東湖のことを元旦に執筆しながら、国家危急の時に東湖が天皇を中心とした近代国家の建設に心血を注いだか、あらためて知った。
父・古澤元は昭和十三年頃から東湖の資料を集め「藤田東湖」の小説化を考えている。水戸には屡々足を運び、昭和十九年から東湖の小説を書き始めて、三分の一ほど書き上げたところで、出征して満州の地に渡った。未完の小説「藤田東湖」の原稿は、古澤元の生地・岩手県西和賀町にある菩提寺の玉泉寺資料館に保存されている。
帰国したら、未完の小説「藤田東湖」を書き上げるつもりだった。だから母は膨大な東湖資料を疎開先に運び、それが、そのまま私の蔵書として遺された。しかし古澤元の願いは叶わずシベリアで果てた。心残りがあったろう。
あらためて東湖資料を読み直しているが、東湖が国家危急の時とみた幕末といまの日本を取り巻く国際情勢が似ていると思わざるを得ない。このような時には日本が誇る皇室を大切にして国の護りを固めることが肝要であろう。
天皇、皇后両陛下が皇族方や三権の長から新年のお祝いを受けられる「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿であった。先月29日に20歳となった秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまも成人後初の公務として出席した。
午前中は皇太子ご夫妻ら皇族方が両陛下にあいさつした後、安倍晋三首相や衆参両院議長による祝賀が行われた。天皇陛下はあいさつで「新しい年を共に祝うことを誠に喜ばしく思います。年頭に当たり、国の発展と国民の幸せを祈ります」と述べた。
午後には日本に駐在する各国大使らによる祝賀が行われた。(時事)
杜父魚文庫

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