3100 厳しい民意、小沢氏に痛手 古沢襄

共同通信社と時事通信社は双子の兄弟。敗戦後、GHQの占領下で同盟通信社が二つの通信社に分割された。それだけに共同通信社と時事通信社の復縁話は、私の記者時代には消えては生まれ、生まれては消えていた。
そんなことがあったためだろう。岸内閣の当時、総理官邸詰めの政治記者だった私は、同じ官邸詰めの”文ちゃん”こと志村時事記者と仲が好かった。とうとう”文ちゃん”の嫁さん探しに一役買う始末。
だが共同通信社と時事通信社の復縁話は過去のものになった。今の両通信社の後輩たちは知るよしもないだろう。”文ちゃん”も亡くなって、この世にはいない。それだけに旧友のことを偲びながら、時事の記事は丹念に読むことにしている。
新聞を持たない通信社の記事は読者からみれば「知られざる者・通信社」であろう。それがネット時代になって「共同」とか「時事」の名が、よく出る様になった。共同の記事は地方紙に出るので、知っている人には分かるのだが、時事の記事を探すのには苦労した。
しかし、今は時事の記事をよく見かける。民間経済に強い時事通信という定評があったが、どうして、どうして政治記事でも強い。海外からの外信記事も短くまとめて速報してくる。
千葉県知事選で民主党推薦候補が大敗したが、小沢代表の去就について、時事は通信社の模範原稿の様なまとめ記事を流していた。
<29日の千葉県知事選で民主党推薦の吉田平氏は大差で敗れたものの、事前に苦戦が伝えられていたこともあり、同党では小沢一郎代表の進退に直結するような事態にはならないとの見方が広がっている。
しかし、公設秘書の逮捕・起訴後、与野党が対決した初の大型選挙で示された民意だけに小沢氏にとって痛手で、今後の世論の動向などによっては辞任論が強まる可能性もある。
鳩山由紀夫幹事長は談話を発表し、「短期決戦の中で、(森田健作氏との)圧倒的な知名度の差を跳ね返すまでの後押しができなかった」と敗因を分析。今後の対応に関しては「一致結束してさらに信頼される党へと成長し、政権交代を成し遂げる」と強調した。
参院幹部は取材に対し「負けは織り込み済みだ。代表の進退とは何の関係もない」と小沢氏を擁護。小沢氏周辺も「これを代表の進退、責任論に結びつけるのは無理筋だ」と辞任論をけん制した。 
一方、小沢氏と距離を置く議員の間でも「(候補擁立の遅れなど)地元の事情もあるので、これですぐに進退がどうこうということはない」「むしろ今後の世論調査が重要」との声が漏れる。
ただ、先の代議士会で小沢氏に辞任を迫った小宮山洋子衆院議員は「選挙はまさに国民の声だ。そういうことも踏まえ代表が総合的に判断してくれると思っている」と改めて小沢氏の進退に言及。
「衆院選直前に代表が代われば支持率が回復するという楽観論があるなら、甘い」(幹部)との声もあり、党内の火種はいつ発火してもおかしくない状況だ。
同党は、告示日に鳩山氏、最終日に菅直人代表代行を選挙区に投入するなどテコ入れを図った。しかし、小沢氏自身は最終日に吉田氏の事務所を激励に訪れただけで、街頭でマイクを握る場面はなかった。
千葉県知事選に関し、小沢氏は17日の記者会見で「私自身の今後のこととイコールではない。質の違う話だ」として、進退判断への影響を否定していた。(時事)>
杜父魚ブログの全記事・索引リスト

コメント

タイトルとURLをコピーしました