未分類 593 昭和二十一年春 松元眞
二十一年四月十日早朝、母のハミングで、私は目覚めた。まだ薄暗かった。弾んだ声は、裏の家庭菜園から聞こえてきていた。映画「愛染かつら」の主題歌だった。機嫌のいい日には、出だしから声に張りがあった。「やっぱり、市川房枝は偉かった」土間に入りかけ...
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