1574 北京五輪のテロ対策でフル活動 宮崎正弘

北京五輪のテロ対策拠点は中国全土に610ヶ所。ウィグル、チベット独立の活動家、法輪功、人権運動家をフルマークへ。
治安対策の責任者で、昨秋から政治局常務委員に出世した周永康は「北京五輪における最大の脅威は過激派とテロリストだ。その対策に力をつくす」と昨年九月の対策会議で述べている。
フランス人ジャーナリストのロジェ・ファリゴといえば、『ルモンド』の元記者。北京語をこよなくあやつり中国の諜報機関の歴史、事件を漏らさず書いてきた世界的なチャイナ・ウォッチャーの一人(邦訳にも『中国諜報機関』、黄昭堂訳、光文社1990年刊などがある)。
そのファリゴが新作『毛沢東から北京五輪までの中国の秘密機関』を発表した。これは氏の四十作目にあたる。
ルモンド紙によれば中国の秘密情報部は北京五輪のために特別チームをいくつか設立、或いは臨時の組織編成替えをおこなって、テロリスト対策、法輪功対策の他にスポーツ・ジャーナリスト対策班を設置したという。
人権擁護団体、チベット、ウィグル独立運動の活動家らは以前からフルマークだが、合計200万人のマンパワーを北京五輪対策に動員し、その予算だけでも13億ドルに登るという。
国家公安部と秘密情報部の北京五輪のテロ対策のためのオフィスは、中国全土に610ヶ所もあり、最近陸続と入国する欧米日からのスポーツ・ジャーナリスト対策にまで手を伸ばしている。(AFP、2月26日付け)。
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