オバマが米国を変革する? 人民日報が懐疑的に初論評。白人優位から民族同化と和解を訴えるオバマの出現は当て木。
目立たない論評である。それも人民日報の海外版の片隅にあらわれた記事(6月16日付け)。
「もしオバマ候補が共和党のマケインに勝ったとしても、かれは劇的な変革を遂行出来ないだろう」。
第一にイラク戦争に反対といっても撤退の方法に関しては明らかに出来ないように。「解決できる」と言うことは容易、実際の実現は困難で、ほかにもオバマは「経済の変革、教育改革、社会保険制度の改変」などとコトバを並べているだけではないか、と米国批判を直球で論じるのは珍しい。
基底に流れる中国の潜在意識の現れと言えるかも知れない。
中国は次期米国大統領にヒラリーと賭けて、出所の不明な資金を数百万ドル(明らかに不法献金としてヒラリーが返却した分だけでも百万ドル)をヒラリー陣営に献金してきた。ヒラリーが勝つと分析してきたからだ。
流れが変わってオバマとなり、北京は慌てて、オバマ陣営への接触をはかっているとされる。
「オバマ候補は、人種偏見がのこり、白人優位というアメリカ社会で『人種同化のシンボル』視されているが、じっさいの所、オバマの出現は、そうして民族差別意識への接ぎ木のようなもので、白人のセンスを破砕するほどの事態ではない」と断定調で結んでいる。
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1936 人民日報がオバマ初論評 宮崎正弘
宮崎正弘
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