米国民主党の次期大統領候補を正式に決定する「民主党全国大会」がコロラド州デンバーで8月25~28日に開催され、バラク・オバマ氏が選出される運びだ。
民主党はこの大会で、ヒラリー・クリントン氏との昨年からの予備選挙で二分された党内の支持をオバマ氏に一本化し、11月の共和党のジョン・マケイン氏との本選挙に進むことになる。
ヒラリー氏は7月に予備選挙で敗北を認めて以来、オバマ氏支持を訴えている。ヒラリー氏はこの選挙戦で20億円もの負債を負ったといわれており、選挙戦後も支持者に寄付を呼びかけているが、夫のビル・クリントン前大統領は支持者に「ヒラリーに10ドル以上の寄付をすれば全国大会へ参加でき、できる限り支持者と対話する機会をつくる」とメールでこう呼びかけている。
「私は多くの民主党全国大会で実に多くの役割を演じてきました。選挙運動員、知事、基調演説者、ノミネート候補者、大統領、そして前大統領としてそこに参加してきました。しかし、初めて参加した大会は格別な思い出になります。
ひとつの所に実に多くの人々がひとつの大きな目的、すなわち民主党の次期大統領候補を選ぶために努力しているのを見るのは刺激的で歴史的な機会になります。
ヒラリーは現在あなたを必要としています。ヒラリーは皆さんが掲げた問題のために戦い続けます。26日と28日にはヒラリーがオバマ氏支持のスピーチをします。
あなたが今日(19日)の真夜中最終期限前に寄付してくれれば、あなたには来週デンバーでヒラリーと私に会うチャンスがあるでしょう。今すぐクリックして寄付してください」
先月にもビル・クリントン氏は「ヒラリーを囲むパーティー」への参加を呼びかけ、50ドル以上の寄付を求めたが、今回は10ドルに「ハードル」を下げて若年層や貧困層からの寄付を狙っているようだ。日本の公職選挙法では考えられない選挙の仕組みだが、選挙への関心を高め参加を促すことには大いに貢献しているだろう。
「支持をするなら金をくれ」と言ったら実もふたもないが、「候補者への支持の大きさを寄付の額で示すことはできます」と言い換えれば、日本でも納得する人は多いのではないか。
日本の選挙は棄権率がすこぶる高いが、選挙ひいては政治への関心と参加を高めるために、寄付をワンクリックでできるようにしたらどうだろう。アルバイトは採用不可、ボランティアはOKといった、選挙運動の過剰な規制もこの際、緩和したらどうだろうか。
杜父魚ブログの全記事・索引リスト(8月14日現在2161本)
2168 寄付哀願ヒラリー 平井修一
平井修一
コメント