極端な情報鎖国主義をとる北朝鮮だが、メデイアを宣伝機関と心得ている。ナチス・ドイツもメデイアを使った宣伝戦に力を入れていた。
九日の建国60年の祝賀行事に金正日総書記が姿をみせなかったことが、たちまち世界を駈けめぐるニュースになるとは思っていなかった。今になって慌てて金正日重病説の火消しに大童になっている。
いつもなら簡単に記者会見に応じてくれない北朝鮮のナンバー2・金永南最高人民会議常任委員長までもが、共同通信の平壌支局員と会って「問題はない」と重病説を否定した。
だが、一度燃え広がった火は否定の記者会見ぐらいで簡単に消えるものではない。一番いいのは金正日総書記が元気な姿をみせることである。メデイアを宣伝機関と心得ている北朝鮮当局者は、その発想が浮かばないから面白い。
うち消せば、うち消すほど疑惑は真実味を帯びてくるものである。
<【平壌10日共同】金正日総書記が建国60年の祝賀行事に姿を見せなかったことについて、北朝鮮のナンバー2、金永南最高人民会議常任委員長は10日、共同通信との会見で、「問題はない」と述べた。
健康悪化説の報道を念頭に、金総書記が健在であることを示唆したとみられる。また、宋日昊朝日国交正常化交渉担当大使も同日、総書記の健康悪化をめぐる報道や観測について「一つの謀略策動だとみなしている」と述べた。(共同)>
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2267 重病説の火消しに懸命の北朝鮮 古沢襄
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