サウス・カロライナ州共和党予備選はニュート・ギングリッチがおさえた。茶会とエバンジュリカルの基礎票はなぜニュートに流れたのか?
もともとサウス・カロライナ州は保守の強靱な地域であり、リベラルな政治家は嫌われる。だからサウス・カロライナでは勝てるというのが、まだ望みを捨てないサントラムとロン・ポールの自信だった。意外にも、本命ロムニーに14%前後の大差をつけて、ここは保守派のなかの保守、ニュート・ギングリッチ(元下院議長)がおさえた。
ニュートは州都コロンビアで記者会見し、「この結果はワシントンDCと東海岸のリベラルなものの見方を逆転した意義がある」とした。
また「ロムニーのような金持ちが庶民の懸念は分からない。この流れは次のフロリダへ続く」と勝利の挨拶を結んだ。
票が伸びなかったサントラムとロン・ポールも、結果にとまどいを見せながらも、次のフロリダ州への続投を宣言し、ロムニーを含む四人の主力候補はそれぞれがフロリダ遊説に向かった。
フロリダは人口大州の重要拠点であり、共和党の党員だけでも190万、このうちの一割が1月31日の党大会で投票すると見られている。
金持ちと穏健派が多いため、保守派がすんなり勝てるか、どうかは疑問だが、現時点で共和党の合意は、もはや誰彼ではなく、オバマに勝てる候補選びに関心が移っている。
杜父魚文庫
8957 金持ちと穏健派が多いフロリダで保守派が勝てるか 宮崎正弘
宮崎正弘
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