14412 伊豆大島で避難勧告解除    古澤襄

■住民たちが次々に自宅に戻る
<台風27号は、各地に大雨をもたらした。伊豆大島では、26日午後に解除された避難勧告の対象だった住民が、さっそく家に戻った。午後3時半に解除された避難勧告を受け、住民たちは次々に自宅に戻った。
経営する旅館に戻った沼田 惺さん(86)は「ほっと安心ですね。まだ帰れない人のことを思えば幸せですよ」と話した。早朝から大雨になった伊豆大島。
16日の土砂崩れで、多くの被害が出た元町地区の別の場所では、大雨で道路が冠水するなどの被害が出た。建物に続く階段でも、滝のように雨水が流れ落ちていた。
26日午前6時半、避難所となっている大島高校の辺りでは、強い風が吹き、打ちつけるような雨が降っていた。大島高校に避難したおよそ500人の住民は、避難所で不安な一夜を明かした。
避難した住民は「きょうの朝(雨の音)がすごくて、起きちゃった。お父さんが消防とかで出ているので、早く帰ってきてほしい」と話した。
台風の接近を前に、慣れ親しんだ伊豆大島から、東京都が用意した施設に避難してきた若林 昇さん(65)。若林さんも島を離れ、不安な思いを抱いていた。若林さんは「家が流されないか、今度見つかった土石流のひび割れがどうなるか(心配)。帰りたいですね。1日でも早く」と話した。
避難勧告が解除されたとの一報を受け、島から離れた人の中には、涙を流す人もいた。大島から避難してきた岡田俊子さん(77)は「本当にありがとうございます。こんなうれしいことは本当にないんです。こんなによくしてもらって涙が出ちゃう」と話した。
心配された台風は、八丈島から150km南を通過し、東へ向かった。台風27号が近づき、強風域に入った東京・八丈島では、午前10時26分に最大瞬間風速29.4メートルを記録した。
一方、25日夜から26日未明にかけ、大雨に見舞われた静岡・磐田市は、一時、道路が冠水した。車3台が水没して、乗っていた人が消防などに救助されたほか、床上浸水1軒、床下浸水8軒の被害が出た。
台風27号は、温帯低気圧になったが、沿岸部を中心に強風や高波に注意が必要となる。(フジニュース・ネットワーク)>
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