15489 米軍とアジア諸国の合同軍事演習に中国も初参加   宮崎正弘

■1万4千の軍人が火災、災害出動など共同訓練、日本も参加しているが・・。
米軍主導の軍事演習「コブラコールド」はことし三十一回目。今回から中国軍人が加わり、総合計1万4千名がタイのバンコックから370キロ離れたアカトサウット基地で2月11日から実地されている。
米軍太平洋司令官マックリアが指揮した。
「南シナ海から米海軍の存在が希薄となり中国海軍の艦船が圧倒的である。米艦隊のプレセンスが弱まった分、中国海軍の軍艦が堂々と海域を遊弋し、まさに南シナ海は南中国海だ」(ワシントンタイムズ、2月12日)。
この演習には米軍が9000名規模。タイから4000名。この列にシンガポール80,韓国300,日本120,インド160,マレーシア120.ラオス、ベトナム、ミャンマーからはオブザーバが、また中国からも観察武官のオブザーバ参加のほか、兵士17名が共同の防災訓練に加わった。
米軍が中国軍の参加を認めたのは「コブラゴールドは決して軍事的に中国と対峙する演習ではない証拠を中国に見せるため」とされる。
しかし南シナ海でアセアン諸国と軍事対決をなし、堂々と米軍秩序にも挑戦している中国に対して、更に誤ったメッセージをおくることにならないのか」と懸念する声が米国にあがっている。
そのうえ「南シナ海の軍事行動やADIZ(防空識別圏)の一方的設定など、中国はまさに挑発的であり、メッセージを誤認する危機はますます高まっている」と米軍高官は懸念を表明しており、ワシントンタイムズ(2月12日付け)も、「オバマのリバランスはあまりに遅く、あまりに小規模」と非難した。
 
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