16137 シェールガスの推定埋蔵量一位は中国    古澤襄

シェールガス革命の本場だから、シェールガスの推定埋蔵量はアメリカが一位と思っていたら、中国が一位だった。それならロシア産の天然ガスの供給を受けないで、自国でシェールガスを開発すればいいと思うのは素人考えだろうか。
2011年に米エネルギー情報局は、中国のシェールガスの可採埋蔵量は1,275兆立方フィートで、2位アメリカの862兆立方フィートを大きく引き離していると発表した。
しかしガスを含むとされる頁岩層は、手つかずのまま中国全土に散らばっている。中国の技術力では頁岩層からシェールガスを採取するのは難しい。アメリカでも2000年代になってから、坑井に人工的に大きな割れ目をつくってガスを採取する技術が確立している。
さらに「水平坑井掘削技術」によって地下で3000メートルもの長さがある横穴を掘ることが出来て、シェールガスの生産量が飛躍的に増加している。
中国がアメリカから新技術を貰えればシェールガス王国になるのも夢ではない。そうは問屋が下ろさないと言うのがアメリカなのであろう。
アメリカは2012年に天然ガス生産量がロシアを抜いて世界一となった。天然ガスの輸出大国になるのも夢ではない。その一方で230年分といわれる天然ガス推定埋蔵量のトップはロシア、二位にイランがつけている。
アメリカとしては「中ロ同盟」に楔(くさび)を打ち込むことが最大の外交目標となった。逆説かもしれないが、アメリカの
シェールガス開発技術を中国に供与して資本参加するのが、プーチンの鼻をあかす早道なのかもしれない。
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました