16364 中国公安 浦志強弁護士を正式逮捕   古澤襄

■人権派を迫害-「騒動挑発」容疑
<【北京時事】中国・北京市公安局に5月上旬から拘束されている著名人権派弁護士・浦志強氏(49)について、公安局は「騒動挑発」と「個人情報の不法取得」の両容疑で13日、正式に逮捕したと発表した。
公安局は「その他の犯罪事実に関してもさらに捜査中」と指摘。人権派弁護士は「両容疑はでっち上げであり、社会で影響力を高める人権派弁護士への迫害が強化されている」として公安当局を批判している。
浦氏は5月3日、1989年の天安門事件の真相調査を求める内輪の研究会に出席。4日に連行され、騒ぎをあおったとして「騒動挑発」容疑で6日に刑事拘留されていた。
研究会に出席して拘束された他の4人の改革派知識人は、天安門事件25年の節目が終了した直後の6月5日に釈放された。
また浦氏と取材などを通じて交流のあった元香港紙女性記者や日本経済新聞重慶支局の中国人女性助手も1カ月前後、一時拘束されたこともあり、「捜査は人権派弁護士の代表格である浦氏をターゲットにした」(浦氏と親しい記者)とされている。
浦氏のめいで、同氏の助手を務めた屈振紅弁護士も「個人情報の不法取得」容疑で拘束中。公安当局は、中国メディアのために工商登記資料を取得したことを問題視している可能性もあるとされる。
浦氏の弁護人で、9日に北京市内の留置施設で同氏と接見した張思之弁護士は書面で見解を発表。この中で張氏は、浦氏が連日、長時間の取り調べを受け、「(有罪判決でも)懲役2、3年との臆測があるが、幻想にすぎない」との厳しい見通しを示した。
浦氏は、言論の自由や人権侵害案件などを中心に弁護を務め、訴訟を通じて社会制度の改革を目指している。特に2012~13年には、司法手続きを経ずに拘束し、強制労働に従事させる「労働教養」制度に絞った訴訟に取り組んだ。こうした動きもあり、習近平指導部も13年11月に同制度の廃止に踏み切った。(時事)>
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