17023 北朝鮮 プロレス大会で日本と関係改善を    古澤襄

北朝鮮の首都ピョンヤンで30日夜、アントニオ猪木参議院議員が企画した国際プロレス大会が開かれて大勢の人が観戦し、北朝鮮としては日本との関係改善に向けた姿勢をアピールするねらいがあるものとみられます。
この大会は北朝鮮とのスポーツ交流を続けてきたアントニオ猪木参議院議員の呼びかけで開かれたもので、日本やアメリカ、フランスなどからプロレスラーや格闘技の選手およそ20人が参加しました。
会場となったピョンヤン中心部の体育館は1万人を超える観客で満席となり、日本やアメリカなどの外国メディアにも公開されました。

観戦に訪れたピョンヤンの男性は「プロレスを見るのは初めてでしたがとてもおもしろかったです。日本との関係が改善するのはよいことだと思います」と話していました。
今回の大会に先立ち北朝鮮は、キム・ヨンナム最高人民会議常任委員長など高官たちと猪木氏との会談を相次いで設定し、拉致問題を含む日朝関係についても意見を交わしたものとみられます。
大会は31日も開かれることになっていて、北朝鮮としては拉致被害者らに関する調査の最初の報告を日本側に伝える前に、プロレス大会や高官と猪木氏との会談を通じて日本との関係改善に向けた姿勢を内外にアピールするねらいがあるものとみられます。(NHK)
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