711 大仁田議員辞任のホントの理由 古沢襄

ドイツのクライン孝子さんが「大仁田厚参院議員辞任,ホントの理由がありそう」と孝子日記に書いていた。昨日の今日ののことになるが、朝刊各紙に「大仁田厚が国交省役人を招いた”性の乱痴気パーテイ”写真」という週刊ポストの広告がデカデカと載っている。
誰しもハハーンと思ってしまう。AV嬢や19歳キャバ嬢を呼んで参院選直前のご乱行をすっぱ抜かれては、選挙にでても落選確実だろう。クライン孝子さんは「★大仁田先生、ちょっとずるくないですか?安倍首相のせいにして辞めるなんて。本当はXXXXのせいなのに・・・」。どうやら週刊ポストの記事はお見通しだったようだ。
孝子日記では<大仁田厚参院議員が突然、参院選への不出馬を表明し、政界引退をぶち上げた。急な発表に、首をひねる政治部記者が会場にチラホラ。辞める理由が、「安倍首相の会期延長への抗議だ」「若者が投票機会を失った」など、いかにも“抗議の引退”を打ち出したが、その化けの皮は、いずれ剥がれる>。
自民党の大仁田厚参院議員は7月の参院選出馬とりやめを表明したが、その理由は国会の会期延長に伴い、参院選の投票日が1週間延びたことに抗議してのことだという。だが、クライン孝子さんは「7月29日投票では夏休みに突入してしまい、政治に関心のない人たちに行き届かない政治になる」というが、「でもセンセイ、勤め人の多くはまだ夏休みでないし、当選された6年前も投票日は7月29日でしたよ!」。
このトンチンカンな辞任発言で、クライン孝子さんは思わず噴き出してしまったそうだ。会見では「参院は首相官邸の人気とりの道具ではない」と威勢のいい言葉も飛び出したのだが、年金問題という与党にとって突風とでもいうべき逆風が吹く中、選挙戦の先行きに不安を感じての敵前逃亡といわれても仕方あるまい・・・と手厳しく批判した。
批判は続く。<それにしてもこの人は6年間、与党が採決を強行した際の乱闘要員として働いた以外、何をしてきたのだろうか。彼に限らず、女優出身で参院議長まで上り詰めた扇千景さんは例外にしても、当選したときだけチヤホヤされ、あとは鳴かず飛ばずに終わったタレント議員がいかに多いことか>。
<今回の参院選も女子アナ、プロゴルファーの父、弁護士、「ヤンキー先生」らテレビの人気者が東京選挙区や比例代表で顔をそろえる。ことに比例代表は、候補者名でも政党名でも投票できるので、タレント候補が票を稼げば稼ぐほど、所属政党にプラスになる。
だからといって、政党が「手っ取り早く票をとれる」と有名人擁立に血道をあげるのは邪道だ。参院選がますます人気投票化し、政策論争もおざなりになりかねない。そんなに候補者がいないなら、いっそのこと比例代表なんかやめてしまえばいい>。・・・
ドイツにいる方が日本のことがよく見えている。「議員宿舎をラブホテル代わりにした」と週刊新潮にすっぱ抜かれたばかりだが、こうなると何となく白けてくる。芸能・スポーツ院の選挙ではバカらしい。棄権するのも選択肢になるのかもしれない。腹が立つ。

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