4011 今季4勝目の横峯さくらプロ 古沢襄

河野謙三さんが参院副議長時代の頃、ゴルフの手ほどきを受けた。アイアン五番とパターを持って川崎の河川敷によく連れていって貰った。練習場で何とか球を打てる様になってはいたが、実戦となるとスライスして右側のラフにばかり球がいく。とうとう謙三さんから「ジョージ・ラフト」というあだ名を付けられてしまった。
やがて伊勢原CCの会員権を買って月に二回は仲間とゴルフに熱中した。樋口久子女子プロの全盛時代だが、師匠の中村寅吉プロと一緒によく来ていた。不思議と樋口久子プロの前の組になったことが何度かある。初心者の私たちは、プロに敬意を表して「お先にどうぞ」と譲った。
伊勢原CCは左右が狭いので、よくOBを連発する。素直に真っ直ぐ球を飛ばさないとスコアがまとまらない。先に打って貰った樋口プロは華麗なスウエー打法で真っ直ぐ球を飛ばし、しかも距離が出る。思わず見とれてしまった。男子プロに較べて非力な女子プロが距離を稼ぐためのスウエー打法。
初心者の私たちは、すっかりスウエー打法にはまってしまった。それ以来、テレビで女子プロ選手権ばかり観戦する様になった。七〇年安保の頃だから四〇年も昔の話になる。当時、二十五歳だった樋口プロは還暦を過ぎて、女子プロの先駆者として日本女子プロゴルフ協会会長。
それにしても女子プロの技量は格段とあがった。十台の新人女子プロがひしめいている。二十五歳の樋口プロの華麗なスウエー打法に魅せられた私たちは、それよりも若い諸見里しのぶ、横峯さくらといった長距離打者のプレーに見とれる様になった。
今の私は一番から九番までウッドしか持たない老人ゴルフ。しかも滅多にコースに出なくなった。ワンハーフどころか二ラウンド回っても疲れない昔が懐かしい。というわけで、もっぱらテレビで女子プロの観戦する身になった。
マンシングウェア東海クラシックで横峯さくらが優勝した。今年度の賞金女王は諦めたとネコをかぶっているが、二週連続優勝すれば諸見里しのぶの背中がみえてくる。まだ十試合は残っている筈である。ますます女子プロのテレビ観戦だけは見逃せない。
<マンシングウェア東海クラシック最終日は20日、愛知県南愛知CC美浜で行われ、単独首位でスタートした横峯さくらが68で逃げ切り、通算17アンダーの199で今季4勝目、通算13勝目を挙げた。優勝賞金は1440万円で、横峯の獲得賞金は3年連続で1億円を突破。生涯獲得賞金も5億円を超えた。
1打差の2位は不動裕理、3位に若林舞衣子。4位に有村智恵と青山加織が入り、諸見里しのぶは35位。(共同)>
    
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