6914 いちいち対応する一顧の価値も感じないの真意 古沢襄

延坪島(ヨンピョンド)で韓国軍が実弾射撃訓練を行ったことに対して北朝鮮軍最高司令部は「卑劣な軍事挑発にいちいち対応する一顧の価値も感じなかった」「2次、3次の対応打撃が米国と南朝鮮(韓国)の本拠地を一掃するだろう」との報道文を発表した。 朝鮮中央通信が伝えている。
核戦争まで匂わせた事前の警告に較べると”変わり身”の早さとしか言いようがない。韓国軍の反撃を怖れた言い訳のようにも聞こえるし、中国やロシアの必死の説得に応じたのかもしれない。厳寒を前にして石油や食糧の支援を裏で獲得した可能性もある。背に腹はかえらなかったということなのだろうか。
日本にいては、この間の裏事情は情報当局も把握できないでいる。いずれ韓国や米国の情報当局筋から詳細な分析がもたらされるであろう。それとて情報鎖国の北朝鮮のことだから推論にとどまる。
延坪島に海岸砲を撃ち込んだのは、誰の眼からみても挑発的な暴挙であるのは明らかである。過去の北朝鮮によるテロ行為は隠密のうちに実行され、北朝鮮はいずれも自国の関与を否定してきた。その工作員によるテロ行為を計画しているのかもしれない。
ソウル市内で爆弾テロを実行する危険性は依然として残っている。海岸砲による攻撃なら韓国は戦闘機によるピンポイント爆撃などの報復攻撃で応じることが出来るが、爆弾テロだと敵が見分けられない、むしろ厄介なことになる。北朝鮮の次の出方を注意深く警戒しておく必要が出てきた。
杜父魚文庫

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