選挙が終われば政権を手放さざるをえない野田首相だが、国防軍がどうのこうのとご託を並べる前に、尖閣諸島の周辺海域で日夜過酷な警備活動を強いられている海上保安庁の実状を改善する責務を感じているのだろうか。
出動している巡視船の大部分は耐用年数を超えた船で、船艇の老朽化が進んでいる。海上保安庁は就役からすでに30年前後が経過している巡視船が、速力や監視機能といった性能・機能面での旧式化によって、近年対応が求められる業務への的確な対応が困難な状況になっているほか、船体・機体の腐食や配管からの油漏れ等の老朽化によって、日頃の海上保安業務に支障をきたしていると訴えている。
加えて1万2千人の海上保安官の数では、海難救助や犯罪取締りといった基本的な海上保安業務に加え、テロ対策や海洋権益の保全等の業務にも対応できない。尖閣諸島に出動している巡視船の乗組員たちは、必要なローテーションも組めずに休日返上の過酷な勤務についている。
現場の苦悩に目をつぶって、中央で政権維持のために右往左往している民主党政権の姿は”国賊もの”ではないか。
海上保安庁は巡視船更新の予算が確保できないため、耐用年数が過ぎても5年間は運用する方針を定めた。海洋立国に向けた海上保安体制の充実強化のために、巡視船の増強が必要だが、巡視船を1隻増やすのに30~40人の乗組員が必要となる。
本来なら人員規模を3万人程度まで強化し、船舶も大型船を150隻程度はほしいところだが、こども手当には熱をいれる民主党政権は予算不足をタテに顧みない。これで尖閣諸島は日本の領土と言い張る野田首相だから、言行不一致の最たるものではないか。
尖閣防衛は、民主党政権の言行不一致からほころびをみせている。中国はそれを虎視眈々と狙っている。危うきかな、日本の防衛・・・。
杜父魚文庫
11079 巡視船が老朽化し、人員不足の尖閣防衛 古澤襄
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