加瀬英明

加瀬英明

3888 世論が風によって左右される 加瀬英明

私は2年前に本誌で、風について論じた。ちょうど、自民党が参議院選挙で惨敗した時だった。マスコミは「風が吹いた」と、囃したてた。4年前に小泉首相が率いる自民党が衆院選で圧勝したときも、「風が吹いた」のだった。23年前に、土井たか子党首が率いる...
加瀬英明

3744 地球の存在とCO2削減 加瀬英明

冷戦中に世界が核戦争によってあと、五、六分で滅亡すると、警告する時計があった。日本の大新聞がしばしば好んで取りあげたから、記憶されている読者も多いだろう。アメリカとイギリスの良識的なグループがつくった空想時計だった。米ソ対立が激しくなるたび...
加瀬英明

3708 共産主義は”言行一致”か 加瀬英明

なぜなのか、若者のあいだで小林多喜二の『蟹工船』が売れて、日本共産党の支持者が増えているという。そのかたわらで、昨年、ウォール街に発した〃百年に一度〃といわれる経済不況によって、しばらく忘れられていたマルクスの亡霊が、ちらつくようになってい...
加瀬英明

3538 日本の態度は男の恥だ 加瀬英明

北朝鮮が、二回目の核兵器実験を行った。ここで、二〇〇九年の日本を一人の男として、見立ててみたい。いったい、〃日本〃という男のマナーは、どうなっているだろうか?その九日前に東京では、民主党の代表選挙が行われた。民主党は総選挙で勝って、政権をと...
加瀬英明

3413 『日本人の歴史教科書』 加瀬英明

自由社版の『新編 新しい歴史教科書』を全文完全収録しての市販本です。特別寄稿は三笠宮寛仁親王殿下が寄せられ、つづけて「日本を読み解く15の視座」として櫻井よしこ、加地伸行、加瀬英明、村松英子、石平、田久保忠衛、宮崎正弘、高山正之、黄文雄、宮...
加瀬英明

3406 軽佻な国際人に腹が立つ  加瀬英明

英語を小器用に操り、国際人を気取る日本人を見ると、無性に腹が立つ。箱根芦ノ湖のほとりに、狭い旧東海道がそのままのこっている。訪れるたびに、私はペリーが浦賀に来寇した時を想って、胸がしめつけられる。ペリーの黒船は江戸湾に侵入して、開国を迫った...
加瀬英明

3404 わが母国、滅びなんとす 加瀬英明

日本の発展を蔭で支えてきたのは、女性である。世界のなかで、日本ほど優れた女性が多かった国はない。いまから一千十年前の西暦で九九九年に、紫式部が大恋愛をして、中級の役人で十九も歳上の藤原宣孝と結ばれた。紫式部は二十六歳で初婚だった。娘を一人も...
加瀬英明

3317 国を護るとは 加瀬英明

北朝鮮が四月五日に長距離テポドン・ミサイルを、秋田県と岩手県の上空を高く飛び越えて、太平洋に撃ち込んだ。北朝鮮が予告した発射予定日の四日が近づくにつれて、テレビや新聞は海上自衛隊の〃虎の子〃イージス艦が出航してゆく姿や、航空自衛隊のミサイル...
加瀬英明

3295 神仏習合を取り戻そう 加瀬英明

神仏の加護をあわせて祈る二月にヒラリー・クリントン国務長官が来日して、明治神宮に参拝した。神前で腰を深く折って、お辞儀をしたのに感動した。それにつけても、ブッシュ大統領(当時)が明治神宮に参拝した時に、案内した小泉首相(当時)が「政教分離に...
加瀬英明

3223 戦前の人の礼儀正しさ 加瀬英明

大磯の吉田茂邸が全焼した。幼いころから父に連れられて知っていたので、なつかしい記憶がこもっている。改築を重ねた旅館のように、大きな家だった。私は20代から30代だったが、雑誌社から頼まれたり、戦時中や、占領下についてノンフィクションを書くた...