20991 「舟和」のイモ羊羹とあんこ玉を受け取るのを忘れた   古沢襄

昨日は二人の娘が浅草ビューホテルで私と妻に中華料理をご馳走してくれた。ビューホテルの中華はたしかに美味しい。何よりも一家四人が水いらずで食事をするのは久しぶり。欲をいえば東大を卒業する孫の顔が見れなかったくらい。

甘いものが欲しい。酒を飲まなくなったせいだろうか。二人の娘たちはビューホテルで生ビールを美味しそうにお代わりを注文していた。

夏は熱燗でフグのヒレ酒を飲む癖がある。これだと三合はいける。このために錫製のトックリを求めてある。フグのヒレも用意した。

酒の話はこれくらいにして、浅草といえば「舟和」のイモ羊羹。愛犬バロンもイモ羊羹には目がない。

長女が待ち合わせの時間を利用して、「舟和」のイモ羊羹とあんこ玉を買ってきてくれた。明治三十五年(1902)創業の「舟和」は人気がある。

老人ホームにいる妻を気遣って長女が守谷までついてきてくれた。「舟和」のイモ羊羹も美味しいが、あんこ玉も格別の味がある。

ところが、守谷駅でタクシーに乗る時に長女から「舟和」名物を受け取ることを忘れてしまった。自宅について気がついたが後の祭り。

最近はこの手の物忘れが多くなった。

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