2007-05

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573 野鳥 安田紀夫

冬の楽しみは野鳥を眺めることである。利根川を越えて東京都心から40㌔圏、守谷の地に来てからわずかばかりの庭に日本野鳥の会から取り寄せた餌台をセット、鳥たちに餌をやり始めた。普段は10数羽のスズメとつがいのキジバトぐらいだが、秋が深まるとヒヨ...
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572 五度目の正直・サミット総選挙 古沢襄

安倍首相は19日午前、日本で来年開く主要国首脳会議(サミット)の正式名称を「北海道洞爺湖サミット」とし、二〇〇八年七月七日から九日までの三日間開催することを明らかにした。これまで日本で行われたサミットは四回。いずれも、その年に解散・総選挙が...
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571 鎮魂の賦 バロンの死 古沢襄

これからの東北は新緑が見事。一年で一番良い季節を迎える。心が躍る東北旅行といいたいところだが、数日前から愛犬のバロンが腎臓障害をおこして、人間なら人工透析をしなくては助からない症状で寝込んでいる。母犬のチロも同じ病気で急死し、二年近くになる...
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570 散骨 安田紀夫

東京の新名所、お台場にセーヌ川から運ばれた自由の女神がトーチをかざしている。「日本におけるフランス年」である。私家版日仏交流の挿話をひとつ。猫の話である。フランスで猫を飼うことになったのは息子のせいだった。私は昭和50年からあしかけ5年、パ...
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569 風の詩人・上野壮夫 堀江朋子

ともかく書いてみようと思い立って、十数年が過ぎた。手さぐりで文献を調べ、人に逢い、父(上野壮夫)の書いたものを読み、何とか形になった。しかし意は通じているか、構成はどうかといったことから、独断や思い込みを克服して、父のことを客観視できたか、...
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568 わが青春のエスペラント 岡田光正

それは一枚の古ぼけた写真から始まった。98年春、一橋大学卒業から半世紀近くも住み慣れた北海道を後に、ツイの住処と決めた東京へ戻った時のことである。旧友の吉原君から渡されたものは、今は亡き政治学担任の川原次吉郎講師(中央大学教授)と一橋大学経...
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567 スパイからの領収証 渡部亮次郎

<官房機密費の支出情報不開示は「不当」 市民団体が提訴安倍首相らが内閣官房長官だった05~06年の内閣官房報償費(官房機密費)の支出情報を公開しないのは不当だとして、大阪の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーが18日、国を相手に官房機...
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566 ひとりの祭 一ノ瀬綾

深川に住んで十一年になる。それまでは、目黒と品川で十余年暮らした。在京二十四年の半分近い年月を、下町で過ごしたことになる。くわしくは、江東区牡丹町二丁目だが、私はここが大そう気に入っている。入居した年の八月、深川八幡の本祭りにぶつかった。十...
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565 トムソン・ロイターは世界の目と耳に 古沢襄

高坂正堯氏は「ロイター通信社は大英帝国の目であり耳であった」と言った。七つの海を支配した大英帝国は、船団を組む輸送シシテムと、シテイを中心とした金融システム、さらには電信による情報ネットワークを構築している。その歴史の中でロイター通信社が果...
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564 三好京三氏の死ときだみのる 古沢襄

五月十二日のの朝、西和賀町の玉泉寺で直木賞作家の三好京三氏が亡くなったことを聞いた。「子育てごっこ」で昭和五十一年下期に第七十六回直木賞を受賞している。本名は佐々木久雄。岩手県生まれで、一関高校を卒業後、慶応大学の通信教育で文学部を卒業して...