2007-01

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389 コーヒー店撤去の民族主義? 古沢襄

中国の北京・紫禁城にある故宮博物院の中で営業している米スターバックス・コーヒーのチェーン店が、「中国の伝統・文化を踏みにじっている」と撤去を求める声があがっているという。面妖なことではないか。行き過ぎた民族主義的傾向は頂けない。北京オリンピ...
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388 トルコとアルメニアの対立 古沢襄

小さなニュースかもしれないが、トルコのイスタンブールでアルメニア系トルコ人のジャーナリストが狙撃されて亡くなった。トルコ民族主義者の犯行とみられる。西側からみればイスラム・トルコの不気味さに嫌悪感を持つ出来事ではないか。トルコ領東アナトリア...
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387 曾野綾子さんの杉浦漫画評 古沢襄

亡くなった漫画家・杉浦幸雄さんは心優しい人であった。彼が怒った姿をみたことがない。トミ子夫人を「カーくん」と呼ぶので、それを聞くと背中がムズ痒くなったものである。女性漫画を描かせたら第一人者だったが、恐妻家でも有名であった。杉浦漫画は「当世...
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386 墓参とロシア女性たち 古沢襄

二度にわたったシベリア墓参の旅で各地に眠る日本兵の墓を詣でたが、通訳などでついてくれたロシア女性がお線香を捧げて手を合わせ拝んでくれる情景に何度も出くわした。他国なら後ろに下がって日本人の祈りが終わるのを待つのであろう。それだけ素朴なのかも...
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385 友と語らん鈴懸の径 渡部亮次郎

標題は戦時中の昭和17年、ハワイ生まれで一時帰国したまま帰れなくなった日本人灰田晴彦が作曲した曲に新聞記者出身の作詞家佐伯孝夫が詞をはめ込んだ。『鈴懸の径(すずかけのみち)』として晴彦の弟勝彦が囁くような歌い方で歌った。「友と語らん 鈴懸の...
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384 「風とともに去りぬ」を愛読した姜錫柱 古沢襄

北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクジュ)第一外務次官の名が再びマスコミの登場している。一九九二年十一月民主党のビル・クリントンが現職のジョージ・ブッシュを大統領選で破って、翌年の一月二十日に就任したが、直面したのは北朝鮮の核兵器開発を阻止することで...
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383 北朝鮮口座の一部を解除があるのか? 古沢襄

早とちりをしてはならないが、22日にニューヨークで行われる米朝金融協議で新しい動きが出る可能性が出てきた。ワシントンからのロイター通信は、米国の金融制裁によりマカオの銀行バンコ・デルタ・アジアで凍結された北朝鮮口座の一部を解除できるかどうか...
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382 ゼネコンは中東を目指す 渡部亮次郎

中東に初めて足を踏み入れたのは1978(昭和53)年の1月だった。前年の11月に福田赳夫内閣の外務大臣秘書官に任命され、園田直外務大臣の初外遊、厳寒モスクワでの日ソ外相定期協議に随行。帰国翌日に今度は灼熱の中東へ飛び立ったのだった。イラン、...
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381 紋章を求めて”墓荒らし”の記(4) 古沢襄

播州・赤松氏と常陸・赤松氏のつながりは、まだ掴めない。僅かに播州・赤松支族の七曜紋と常陸・赤松の九曜紋に類似性をみるが決め手にはならない。常陸・赤松氏の開祖は赤松祐弁(1320頃ー1409)だが、自らを赤松次郎入道円心の曾孫と称した。赤松山...
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380 日本の歌百選決定 渡部亮次郎

文化庁は世代を超えて歌い継ぎたい歌として「日本の歌百選」を募集していたが、その選考結果を1月14日発表した(2007.01.15付け読売新聞)。選ばれたのは101曲。赤とんぼ、しゃぼん玉、荒城の月、春の小川などの童謡、唱歌などのほか美空ひば...